

なんで、またやってしまったんだろう。
今でも、あの瞬間のことを忘れられない。
思い出すたび、胸の奥にじんわりと火が灯るような感覚が広がって…
でもそれは、決して許されるべきものじゃないと、分かっているのに…
あの朝、偶然目に入った一人の女性。
コスメ売り場でリップを見つめる彼女の横顔は、静かで、まるで時間が止まったようだった。
白く整った指先が、ゆっくりと商品を手に取ったとき、
その仕草が妙に印象に残った。
いや、あれは「印象」なんて軽い言葉じゃ足りない。
心に焼きついた、とでも言うべきか。
そう、焼きついて離れない。
いまだに。
彼女の唇はよく手入れされていて、
あの艶と形が、どこか無防備な感じを醸していた。
そんなものに惹かれたのは間違いだった。
と、今ならそう言える。そう言うしかない。
改札を抜ける後ろ姿は自信に満ちていて、
俺は、ただ黙って、誰でもないふりをして距離を保った。
けれど内心では、すでに踏み込んでいたのかもしれない。
気づかれないまま、ホームへ向かうエスカレーターを共に上り、
あのとき感じた「静かな熱」は、いま思い出しても…いや、ここでは伏せておこう。
電車の揺れ。
人混み。
密集する空間の中、呼吸が浅くなる感覚。
高ぶる神経を抑えようと努めていた…つもりだった。
でも、彼女の呼吸を感じると理性がなくなった…
印象的な唇からこぼれる呼吸音と、下を触るたびに漏れる吐息
車両全体の音も、アナウンスの声も、耳には入っていたはずなのに
それよりもずっと意識に残っているのは彼女との時間だけ…
抑えるべきものが崩壊し、明らかに下半身が高ぶっていた。
俺の指に絡みつく愛液の量…
形のいい美乳…
綺麗な色の乳首…
感じ方…
この数分間だけは、五感すべてで焼きついたような濃さで記憶に残っている。
今にして思えば、後悔はしている…
…いや、正確に言えば、もう一度味わいたいかもしれない
それが俺の病気…
ただ、あの時の自分に問いかけるなら、きっとこう答えるだろう。
「誰にも気づかれなかった」
「彼女も声を上げなかった」
「彼女も楽しんでくれただろう」
…最後に書き足しておきたいことがある。
もし、またどこかで君を見かけてしまったなら。
そのときは…

フレーム:3840×2160
ファイル形式:mp4
動画時間:15:52
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